マテリアルデータ科学
Materials Data Science
知京グループ
知京グループ
マテリアルデータベース構築
マテリアル探索空間のハイスループット拡張を実証
マテリアル探索をよりハイスループット化するには、実験だけでなく計算科学を用いたサイバー空間での探索も有効です。実験データと計算データを統合する、すなわち「ためる」技術で、データベースを構築します。
MEEPプロジェクトでは、オートノマスプロトタイピングGで試作され、マテリアルドックGで計測された実験結果は、いかに早い実験データでも個数に限りがあります。その有限の実験データを補間する形で、NIMSで培っている計算データを用いて、マテリアル探索空間を拡張します。データはとにかくためれば良いというわけではなく、様々な材料、合成プロセスといった情報を階層にわけて知識データベースにする必要があります。あらゆる材料プロセス研究者が有効活用できる共通データプラットフォームも目指します。
マテリアルデータ科学
Chikyow Group Members
① 身分 ② MEEPの役割 ③ 座右の銘
吉武 道子
よしたけ みちこ
-
① 国立研究開発法人 物質・材料研究機構
主席研究員 - ② 物性間関係性データベース
- ③ なし
Chikyow Group Album
MEEP マテリアルデータ科学グループリーダー
知京 豊裕(ちきょう とよひろ)
独立行政法人 物質・材料研究機構 (NIMS) 特命研究員
1959年福岡県生まれ。1979年早稲田大学理工学部電子通信学科入学、その後、同大学大学院をへて1989年工学博士。1989年4月、旧科学技術庁金属材料技術研究所に入所、以後、GaAs量子ドットをつかった発光素子の開発に携わる。1999年、先導研究「コンビナトリアル材料科学の創成と先端産業への展開」に参加し、三元コンビナトリアル合成法を開発し、その手法を集積回路のHigh-k材料やメタルゲートなどのゲートスタック材料開発に応用した。この技術を使ってFin型フラッシュメモリ用の材料開発やSi基板上の無極性GaN-LEDの開発をすすめた。2017年よりデータ駆動型材料開発を進め、2018年、統合型材料開発・情報基盤部門(MaDIS)材料データ科学グループ長となり現在に至る。
研究キーワード:コンビナトリアル、半導体、酸化物、金属、集積回路