第17回マテリアル探索自動化・自律化人材育成セミナーを開催しました
2024年1月26日
最終更新日時 :
2024年1月26日
miyahara
年明けの1月26日のセミナーは、MEEPの知京グループに参画し、2次元X線回折データの関係性可視化で成果をだし、現在、ドイツのユーリヒ総合研究機構でポスドクをしている山下晶洸さんに講演(オンライン)していただきました。また、後半はNIMSグループから木野さんにNIMSの無機材料データベースのAtomWork-AdvとAtomWork-Batteryの概略を説明いただきました。
「AIを用いた薄膜結晶構造の視覚的比較とドイツにおけるデータ活用について」
2024/1/26(金) 15:00~16:30 Web開催 : zoom (ドイツ時間にあわせて午後に開催です)
司会:長田貴弘(NIMS)
講師:山下 晶洸 氏
ユーリヒ総合研究機構 博士研究員
概要:
コンビナトリアル技術や自動化技術の発展により、薄膜材料であっても大量のデータ取得が可能になりつつある。しかしながらこうして得られたデータの全体像を人手で把握するには時間がかかる。本発表ではこうして得られた測定データの内、二次元X線回折像について、AIモデルの一つである、変分オートエンコーダを用いた可視化について紹介する。またこの可視化は微細構造の確率分布を推定しているとも解釈することができるため、その場合のベイズ最適化との関係について紹介する。後半ではこの技術を用いたリチウムイオン電池の挙動解析についても紹介すると共に、ドイツにおける関連するデータ活用についてに簡単に述べる。
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